2012-01-01から1年間の記事一覧

 下町ロケット  池井戸 潤

下町の中小企業が大企業の理不尽な要求や攻撃に立ち向かう。 その構成は「空飛ぶタイヤ」と似ている。 この物語も、大手の取引先から取引を停止されたり わけのわからない訴訟をおこされたり そのために銀行からも融資を断られたりと 「空飛ぶタイヤ」ばりの…

 往復書簡  湊 かなえ

友人の結婚式で久しぶりに再開した高校時代の友人同士、 退職を迎えた教師と、同じく教師となったその教え子、 そして遠距離恋愛になってしまった恋人たち、 さまざまな状況で文通をすることになった彼ら。 最初は、ほのぼのとした様子で始まる文通が、 次第…

 てふてふ荘へようこそ  乾 ルカ

「てふてふ荘」というボロアパートのお話。 ぼろいけれど、ちゃんと管理人がいて手入れがとても行き届いている。 そして、家賃がとっても安い。 敷金礼金もいらなくて、最初の一か月は家賃も無料。 でも、そんなおいしい話にはやっぱり理由があるわけで。 そ…

 彼女が追ってくる  石持 浅海

初めて読んだ作家。 箱根で行われる経営者が集まる「箱根会」というパーティ。 宿泊するのはコテージ。 そこで殺人事件が起こる。 犯人は参加者の誰からしいということで、 犯人探しが始まる。 といっても、読者には犯人はわかっているのだけれど。 適度に面…

 テティスの逆鱗  唯川 恵

先日読んだこの作者の本がまあまあ面白かったので 続けて読んでみた。 今度は、超高級美容整形に通いつめる女性たちの話。 芸能人やらお金持ちのお嬢さまやキャバ嬢や不倫にのめり込んだ主婦やらが 「ちょっと手を入れれば自分ののぞむ姿が手に入れられる」 …

 一匹羊  山本 幸久

初めて読んだ作家の本。 短編集なのだけれど、どのお話も読後感がほんわかしていて。 普通の人の普通の人生で、誰もが感じたことのあるような もやもや感や、あきらめの気持ちや、寂しさが描かれていて、 でも、人との偶然の関わりをきっかけに そこから一歩…

 KAT-TUN LIVE TOUR 2012 CHAIN  2012年4月22日

「妖怪人間ベム」ですっかり亀ちゃんラブになった小学4年生、9歳の娘(リカ)を連れて初のかつんコンに行って参りました 元旦以来、お久しぶりの東京ドーム ワクワクするね〜 席は2階スタンド席 初の生亀ちゃんを見るリカに、もっと近くで見せてあげたかっ…

  Endless SHOCK  4月16日・夜公演

ついに私の千秋楽。さみしい しっかりと座長の姿を目に焼き付けなければっ 座席は1階右端 ええ、端っこも端っこなりの見どころがあって、結構好きです ウチくんのくるくるパーマは前回よりちょっと落ち着いたような? そして座長は髪をお切りになっていたよ…

 ヴァニティ  唯川 恵

さまざまな女性が主人公の短編集。 年齢は20代後半から30代後半くらいが多いのかな。 仕事をバリバリこなしている女性や、 結婚して専業主婦をしている女性、 不倫をしている女性や、結婚直前の女性、 過去に何かしら後ろ暗いところがあったり、 自分を振っ…

 あなたと、どこかへ

自動車メーカーのサイトで公開されていた8人の作家の短編作品を 一冊にまとめたものらしい。 作家は吉田修一、角田光代、石田衣良、川上弘美、などなど。 それぞれ、車に関係する物語になっている。 なんとなく気軽に読めそうな気がして 図書館で手に取った…

 臨場  横山 秀夫

最近見ている「ストロベリーナイト」で「臨場」という言葉が ちょくちょく出ていて興味があったところ、 たまたま図書館でこのタイトルの本を見つけて借りてみた。 刑事からも部下からも信頼を寄せられている検視官、倉石。 彼が関わった現場の事件が 彼の目…

 Endless SHOCK  3月26日・夜公演

初のおひとりさまSHOCK 席は1階右側。オペラグラスなしでも十分見える おまけに、この日のために新調した度数の高い使い捨てレンズも入れてきたので もー、ばっちりよく見えます なんだかウチくんの頭が大きくなったような気がしたけれど ウチのくるくるパー…

 女神のタクト  塩田 武士

仕事も恋も失った三十路の女がふらりと一人旅に出て そこでちょっと風変わりな老人と出会い、 頼まれごとをする。 それをきっかけに、神戸の貧乏楽団の仕事に携わるようになる。 この主人公の女、明菜をはじめ、 マエストロの拓斗、職員の別府、辻、その他楽…

 犯罪  フェルディナント・フォン・シーラッハ

ドイツの弁護士が、自分が弁護を引き受けた事件について 弁護士の目線で語っている作品。 ドイツと日本ということで、 システムや背景は違う部分もあるけれど 人の気持ちというのはどの国でも変わらないもので。 一生懸命生きていて、だからこそ 犯罪を犯さ…

 だれかの木琴  井上 荒野

新しく家を建て、夫と中学生の娘と暮らす主婦の小夜子。 偶然入った美容室の担当美容師からの営業メールに なぜか執拗に返信し、美容室に通い詰めるようになる。 美容師だけじゃなく、その恋人にまで近づくようになったり、 中学生の娘の若さに嫉妬を感じた…

 砂上のファンファーレ  早見 和真

バブルのころに憧れの一軒家を郊外の住宅地に購入した家族。 その後、仕事がうまくいかなくなり、 ローンの支払いがきつくなり、 夫は今一つ家族を守る気概に欠けて頼りなく、 妻は裕福な友人を羨み、 兄は真面目に頑張っているものの妻とどこか心が通い合っ…

 プラチナデータ   東野 圭吾

DNAのデータから、容疑者の顔や身体的特徴、親戚関係までわかってしまうという すごいシステムが誕生する。 犯罪者を増やさないようにするため、また、検挙率を上げるために 国をあげてDNAデータの登録を推奨する。 そんな中、どうしても犯人が見つからない…

 Endless SHOCK  2月17日・夜公演

■帝国劇場 帰ってきました。帝国劇場 やっぱり、いいなあ、帝劇。大好き バタバタして出てきてごはんを食べる時間がなかったので 開演前に帝劇名物(?)という豚まんを初めて食べてみました おいしかった ちなみに席は2階の最後列 最後列、何回目だろ? で…

 決壊  平野 啓一郎

以前、私が読んだ「後悔と真実の色」を読んだろくさんが 「ちょっと似ている」と紹介してくれた本。 どれどれ、と私も読んでみた。 最初は北九州にある普通のほのぼのとした家族の様子が描かれていて、 とはいっても、お父さんが鬱病の心配があったり、 なん…

 あの頃のだれか   東野 圭吾

これは加賀刑事シリーズではなく 過去に単行本化されなかった作品を集めた短編集だった。 発表された時期を見ると、どれも1990年代のもので、 最初の「シャレードがいっぱい」なんて 思いっきりバブルな時代の単語(アッシー、メッシー、ポケベル) などが出…

 ユリゴコロ  沼田 まほかる

「ユリゴコロ」という不思議なタイトル。 読んでいるうちに意味もわかってくるのだけれど。 母に死なれ、父も病気になり、恋人に逃げられた主人公が 実家の押入れから書き手不明の不思議な手記を発見する。 その内容がまた、最初はひ〜、うへ〜、と思いなが…

 Endless SHOCK  1月29日・昼公演

■博多座 初めての帝国劇場以外での公演が博多なんて 博多座は初めてです 私たちの席は2階席の横 え?横?横から見るの? でも、いい具合にシートが斜めに配置されていて 見やすいです ステージ、むっちゃ近いです 東京ドームに比べると、帝劇は小さくて好き…

 箱庭図書館  乙一

この人の作品は初めて読んだ。 文善寺町を舞台にしたオムニバスの短編集なのだけれど、 「山里秀太」という小説家と、その姉「潮音」さんが すべてのお話に関連していて、 登場人物も実はこっそりつながっていたりして。 と言いつつ、それぞれの作品は SFっ…

 県庁おもてなし課  有川 浩

高知県庁に観光を強化するための「おもてなし課」が発足。 このなかなかステキなネーミングの新しい部署だけれど、 メンバーはもちろん県庁の職員なので お役所意識丸出しで効率悪く時間の無駄遣いが激しく それに本人たちはまるで気がついてないという・・…

 Another  綾辻 行人

どうしてこの本を予約したのかわからないけれど 図書館に予約していて、 順番が回ってきて取りに行ったら あまりの分厚さにびっくり。 東京の私立中学に通っていた中学3年生の恒一は 家庭の事情で母の実家がある町の公立中学校に転校する。 恒一が入った3年3…

 嘘をもうひとつだけ  東野 圭吾

加賀刑事シリーズ。 先に「私が彼を殺した」を読まなくてはいけなかったのだけれど 図書館から両方一緒に届き、 こちらが予約者が待っていたので、先にこっちから読むことにした。 まあ、これは短編集だったので先に読んでも大丈夫だった。 加賀刑事の目線か…

 King・Kinki Kids 2011-2012 2012年1月1日

■席 今回はスタンド席です といっても、なんと最前列ですよ! アリーナの最後列よりよく見えるんではないでしょうか 後方の花道に来たときも、近い近い! うううううれしい…(感涙) なんと、まさかの銀テープもゲットできました アリーナでは銀屑しか取れな…