臨場  横山 秀夫

最近見ている「ストロベリーナイト」で「臨場」という言葉が
ちょくちょく出ていて興味があったところ、
たまたま図書館でこのタイトルの本を見つけて借りてみた。


刑事からも部下からも信頼を寄せられている検視官、倉石。
彼が関わった現場の事件が
彼の目からではなく、周囲の人の視点から語られる。


現場に先入観を持ち込まず、
誰の思惑にも左右されず、誰にも媚びず、
厳しい目で事件に向き合う。
一見、冷徹にも見える倉石だけれど
心の奥では常に死者に敬意を払い、
部下や周囲の人を一人の人間として
大切に扱っている倉石の仕事っぷリがかっこいい。


できれば長編でたっぷりじっくり
倉石の活躍を堪能したかったな。


臨場

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