2011-01-01から1年間の記事一覧

 King・Kinki Kids 2011-2012(2011年12月30日公演)

■座席 振り替えられ「優先的にご用意します」と言われたチケット いい席じゃなかったら暴れるぞ!と思っていたけれど アリーナで前方ブロックで花道のすぐ近くだった こーいちさんもつよさんも、何度も来て目の前で歌ってくれました アリーナ中央よりも、距…

 白銀ジャック  東野 圭吾

これもまたスキー場が舞台の話。 図書館から届くタイミングで、 スキー関連の東野圭吾を続けて読むことになってしまった。 今回は、スキー場に爆発物を仕掛けたという脅迫状が届き、 スキー場の経営を最優先する上層部は 警察に届けず、金を払い続ける。 で…

 カッコウの卵は誰のもの  東野 圭吾

元オリンピックのスキー選手と、 同じくスキー選手として活躍する彼の娘。 どうやら本当の娘ではないような展開になっていき、 なのに親子のDNAを調べたいとしつこくチームの研究チームに言われ 苦悩する父。 そこに、DNAによってスキー選手としてスカウトさ…

 Nのために  湊 かなえ

高級マンションで夫婦が殺される。 現場に居合わせた4人の証言により、 犯人はすぐに特定される。 証言にも食い違いはない。 事件解決。 ・・・のはずなのだけれど、どうやら真実は違うらしい。 それが、その4人それぞれの視点から語られる。 4人の過去と、…

 徳永英明「VOCALIST & BALLADE BEST」

お久しぶりのさいたまスーパーアリーナ 徳永さんのコンサートに行きたいという母の付き添いです なんと、今回のツアーのファイナルですて 母は会場の広さにびっくり いや、でも、ドームよりはこじんまりとしていますよ せめて、きんきさんもこれくらいのハコ…

 あの日に帰りたい  乾 ルカ

こちらも短編集。 舞台はやはり、北海道。 今までの作品に出ていたグロテスクな部分はほとんどなく(少しあったけど) どれも、「あの日」と「現在」が不思議にシンクロして ほんわかと温かな気持ちになったり 切なくなったり 泣きたくなったり。 過去にとら…

 かばん屋の相続  池井戸 潤

銀行で融資の仕事をする銀行員と その取引先である中小企業との出来事というか 話を描いた短編集。 作者は、もともと銀行員だったのね。 なるほどなるほど。 ふだん、私が接する銀行員というのは 窓口の人くらいなのだけれど、 融資担当のお仕事というのは、…

 ストーリー・セラー  有川 浩

sideAとsideBの2編が対となっている構成で どちらも女性作家と、彼女を支える夫との物語になっている。 Aでは、妻が難病にかかり、 Bでは逆に夫が病気になってしまう。 夫婦はとてもお互いに愛し合っていて、 2人で支えあっていて。 まあ、面白かったと…

 どちらかが彼女を殺した  東野 圭吾

加賀恭一郎シリーズの3作目。 東京に一人で暮らす女性が、思いつめたような電話を兄にかけた後 自殺をする。 が、この兄は警察官(交通課だけど)。 現場の状況から、他殺だと直感。 自分で事件を解決…というか、復讐しようと考える。 警察は自殺で片づけよ…

 眠りの森  東野 圭吾

加賀恭一郎シリーズの2作目。 前作で大学生だった加賀さん、いきなり刑事になってる。 卒業して先生になったはずなので、 先生時代にも何か事件を解決したのかと思ったら、 そうではなかった。 今回の舞台はバレエ団。 強盗らしき男が入ってきて、団員に殺さ…

 メグル  乾 ルカ

大学の学生部でアルバイト紹介を担当するちょっと不思議な雰囲気の女性職員。 彼女に「あなたは行くべきよ。断らないでね」と 強引にアルバイトを紹介される大学生たちは アルバイト先で不思議な経験をする。 (といっても、一人は女性職員がとめたのに無理…

 卒業 ―雪月花殺人ゲーム   東野 圭吾

ちょっと前にドラマになった、人形町を舞台にした加賀刑事のシリーズを 最初から順番に読んでみることにした。 これは加賀がまだ大学生のころに起こった事件。 仲良し6人組の一人が死んでしまい、 さらにもう一人が仲間の見ている前で死んでしまう。 それに…

 夏光   乾 ルカ

人の死ぬときがわかる少年、 人の気持ちを匂いで感じ取る女性、 不幸を呼ぶ穴のある耳を持つ少女、 身体の一部をテーマにして描かれる物語は、 その時代の裏側の暗い部分と重なって、 時につらくて、時に悲しくて、 そしてグロテスクでもあって、 それでも目…

 わたしの旅に何をする  宮田 珠己

妹が昔「旅行人」という雑誌を毎月購入していて、 私もよく読ませてもらっていたのだけれど、 それに旅行エッセイを書いていた人がこの著者。 サラリーマンをしていて、休みを取っては旅行をしていたけれど あまりに旅行好きで、ついには存分に旅行がしたい…

 身体のいいなり  内澤旬子

著者はフリーランスでルポライター、イラストレーターをしている女性。 38歳のときに乳ガンと診断される。 でも、それ以前からアトピーや腰痛や冷え症や さまざまな身体の不調に悩まされ続け、 おまけに仕事も常に絶好調というわけでもなく、 結婚はしている…

 プロメテウスの涙  乾 ルカ

心療内科・精神科医の涼子のもとに、 小学校時代の友人、小百合が娘のあや香を連れて来院する。 小学3年生のあや香が、頻繁に奇声を上げながらおかしな動きをするらしい。 それまでもたくさんの病院を回ってきたけれど、 結局治療できなかったと言う。 そし…

 悪意  東野 圭吾

人気作家が殺される。 犯人は割とすぐに捕まる。 で、犯人はご丁寧に手記まで綴っていたりして あれ?これで話終わっちゃうんじゃない? なんて思っていたのだけれど、 そこからストーリーが二転三転するのだ。 ふむふむと一緒に謎を解いたつもりでいたら 実…

 猫鳴り  沼田 まほかる

「モン」と名づけられた猫をめぐる物語。 このモンは、どこか不思議な猫で。 捨てられても捨てられても戻ってきたり、 ふてぶてしい態度ながら、どこか憎めなかったり。 常にマイペースで人間とは距離を置いているようで 実は人間のことをよく見ているし、わ…

 夜行観覧車  湊 かなえ

高台にある高級住宅地の裕福で幸せそうな家庭、高橋家で 家族による殺人事件が起こる。 その家の前に建つ遠藤家は、数年前に家を建てて引っ越してきた。 遠藤家の娘、中3の彩花の荒れっぷりがすさまじいのだけれど、 この遠藤家と、同じく近所の小島家それぞ…

 アミダサマ  沼田 まほかる

また読んでしまいました。この人の本。 今回は、ちょっとSFっぽいというか、 うーん、サイコホラーというのでしょうか。 冷蔵庫に裸で閉じ込められて死にかけていた少女、ミハル。 そのコエを聴いてミハルのもとに引き寄せられた男、悠人と寺の住職。 ミハル…

 柔らかな頬  桐野 夏生

北海道の別荘地で、5歳の娘が失踪した。 母親は、別荘のオーナーと不倫関係にあり、 その前夜も密会して、その疲れで眠りこんでいる間の出来事だった。 これはつらい。母としてはつらすぎる。 それから4年間、母親は娘を探し続ける。 そんな母親に、ガンで余…

 さくらの丘で  小路 幸也

大好きな祖母がなくなり、その遺言により 祖母が昔過ごしたさくらの丘の土地と建物が残された主人公。 祖母の2人の友だちの孫娘たちにも、 同じようなメッセージが残されていた。 そこで、それまでお互いにまったく知らなかった3人の孫たちは 一緒にさくらの…

 神様のカルテ  夏川 草介

信州の総合病院の栗原先生は、 夏目漱石が好きで、ちょっと変わった話し方をするマイペースな医師。 とってもかわいらしい妻は山岳写真家。 「社会の底辺を生きる」人々が集まる怪しげな集合住宅に住んでいる。 映画にもなったらしく、 なかなか評判もよさそ…

 彼女がその名を知らない鳥たち  沼田 まほかる

もしかしたら、この著者の作品にはまっているかもしれません。 また読んでしまった。 今回の主人公十和子は、昔の男の思い出にすがって 働きもせず家事もせず、自分が嫌悪する年上の男、陣治に食べさせてもらっている。 この十和子の陣治に対する扱いという…

 バイバイ、ブラックバード  伊坂 幸太郎

借金の清算のために、バスに乗ってどこか恐ろしいところに 連れて行かれることになった主人公の星野。 星野の監視役である繭美と結婚するということにして それまで付き合っていた5人の恋人(5股…)と別れを告げに行く話。 5人の恋人たちは、それぞれ子持ち…

 タンゴステップ  ヘニング・マンケル

海外の小説を読むのは、もしかしたらすごく久しぶりかも。 主人公はスウェーデンの警察官、ステファン。 なんと舌ガンの宣告を受け、まもなく放射線治療を始めることになる。 そんな時に、引退した警察官の先輩モーリンが殺される。 それもかなりむごい殺さ…

 九月が永遠に続けば  沼田 まほかる

先日読んだ「痺れる」のなんだかクセになりそうな 怖さというか不気味さが実際クセになったのか、 同じ作者の作品を読んでみたくて図書館で借りてきた。 これは「痺れる」とは違って長編の作品。 高校生の息子を持つ主人公が、17歳年下の自動車教習所の講師…

  セカンド・バージン  大石 静

雑誌か何かで面白いと書かれているのを見て読んでみた。 たしかに話の展開や登場人物は面白いなあと思ったけれど、 なんとなくドラマっぽい? と思ったら、ドラマのために書かれた本らしい。 なるほど。 17歳年下の、自分の息子と2歳しか変わらない男性を 恋…

 ツナグ  辻村 深月

「ツナグ」というのは、生きている人と死んでしまった人とを引き合わせる 「使者」という役割をする人のこと。 死んだ人にどうしても会いたい人は、ツナグを探して依頼をする。 ただし、生きているうちに死者に会えるのはたった一度。 そして、死者にとって…

 星間商事株式会社社史編纂室  三浦 しをん

左遷された社員の集まり「社史編纂室」。 ところが社史のインタビューがなかなか進まない。 どうやら会社には過去に触れられたくない歴史があるらしい。 ちなみに配属された幸代は同人誌をつくる趣味を持っていて それが課長にばれ、社史と並行して 裏社史と…