箱庭図書館 乙一
この人の作品は初めて読んだ。
文善寺町を舞台にしたオムニバスの短編集なのだけれど、
「山里秀太」という小説家と、その姉「潮音」さんが
すべてのお話に関連していて、
登場人物も実はこっそりつながっていたりして。
と言いつつ、それぞれの作品は
SFっぽいものもあったり、殺人事件があったり、
学園ものっぽかったり、じんわりハートウォーミングな仕上がりだったり、
いろいろバラエティに飛んでる作品集だなと思っていたら、
読者からボツ原稿を送ってもらって
それを著者がリメイクしたものらしい。
「箱庭図書館」というタイトルも一般の人から募集したのだと。
ほほー。なるほどなあ。
発想がおもしろいなあ。
- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/03/25
- メディア: 単行本
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