2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 きみの友だち  重松清

小学5年生のときに事故に遭い、松葉杖の生活になる恵美。 その8つ下の弟のブン。 この姉弟と、2人を取り巻く友だちを順に「きみ」と呼びかけ 主人公としながら物語は進んでいく。 勉強もスポーツもでき、生徒会の役員もこなし、 つねに同級生からの羨望のま…

 セックスレスキュー  大橋希

著者は、4年ほど前に私の家族を取材してくれたときの編集ライターさん。 おおっ、本を出していたんだ!これは読まねば。 セックスレスに悩む女性のための相談所「せい」を主宰するキム氏、 そして彼が解決法の一つとして勧める性の「奉仕隊」と それを利用す…

 原稿用紙10枚を書く力  齋藤孝

よん様が読後、気になったキーワードをたくさん並べていたのだが それが、おおっと興味を惹く内容ばかり。 というわけで、読んでみることに。 ライターの仕事をしていて思うのは、 仕事で書くということは、まさに「構築する」ということだと。 私の場合、メ…

風に舞い上がるビニールシート 森絵都

6編の短編集。 この著者の本は初めて読んだ。 一つひとつの作品は、それぞれ主人公たちの性別も仕事も 抱えている大切なものも違っている。 人が大切にしているものは、他の人にとっては どうして?と思うことがある。 それでも、大切にせずにいられない。 …

 あなたの話はなぜ「通じない」のか   山田ズーニー

ズーニーさんの本は「おとなの小論文教室」以来2冊目。 この本は「コミュニケーション」について掘り下げている。 以前、お友だちのブログで 「自分の言いたいことがその場でうまく言えないもどかしさ」 について盛り上がったことがあった。 そうなのだ。後…