2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

 家族の勝手でしょ!−写真274枚で見る食卓の喜劇−  岩村 暢子

あみさんが読んで面白かったというので 私も図書館で借りて読んでみた。 いろいろな家族に1週間の食事を写真で記録に残してもらい、 それをテーマ別に紹介した本だ。 人の家の食卓って、そうそうのぞけるものでもないし、 これがなかなか面白い。 こういう調…

遥かなる水の音   村山 由佳

フランスの旅行会社で働かく緋紗子。 彼女の弟である周(アマネ)が病気で死んだ。 彼は死者の声を聞くことができるという能力があり、ゲイでもあって。 自分が死んだら、その灰をサハラにまいてほしいという周の願いを叶えるため、 緋紗子と、周と同居して…

日本人の知らない日本語  蛇蔵&海野凪子

日本語学校の先生と、 そこに通う外国人の生徒とのやりとりが それはそれは面白い。 うんうん。わかるなあ。 簡単な言葉とか、何気なく使っている言葉ほど 外国人に教えるのって難しいんだよね。 そして、日本人としてずっと日本語を使っていたのにも関わら…

 ほかならぬ人へ  白石 一文

「ほかならぬ人へ」と「かけがえのない人へ」という2つの物語が入っていた。 どちらも、主人公は資産家の家柄の出身で、 自分にとってのベストの相手を探そうともがく様子が描かれている。 ただ、なんとなく、人生のあらすじをつらつら書き綴っているような…