犯罪  フェルディナント・フォン・シーラッハ

ドイツの弁護士が、自分が弁護を引き受けた事件について
弁護士の目線で語っている作品。
ドイツと日本ということで、
システムや背景は違う部分もあるけれど
人の気持ちというのはどの国でも変わらないもので。


一生懸命生きていて、だからこそ
犯罪を犯さなくてはならなくなった人もいたり、
生まれながら持つ人間性で犯罪を犯し続ける怖い人もいたり。


短編集なのだけれど、
最後の話は救いがあって、
ほっとして終わったのがよかった。


犯罪

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