神様のカルテ  夏川 草介

信州の総合病院の栗原先生は、
夏目漱石が好きで、ちょっと変わった話し方をするマイペースな医師。
とってもかわいらしい妻は山岳写真家。
「社会の底辺を生きる」人々が集まる怪しげな集合住宅に住んでいる。


映画にもなったらしく、
なかなか評判もよさそうだし、
図書館でもすごくたくさん待っている人がいたので
期待して読んだのだけれど、
まあ、たしかにうるうる来る場面もあったし、
いいお話だなあと思うし、
自分の生き方とか考えさせられたりもしたけれど、
期待していたほどではなか……もごもご


これは期待が大きすぎたからかなあ。
うーん……
いや、たぶん、栗原先生の話し方があまり好きじゃないのかも。
なんとなく、作者の狙った感があるような気がして。
いや、もちろん狙っているんだろうし、
狙って当然だし、
そういう構成なんだろうけど。


なんて、それを素直に受け入れて楽しめないのは
オレが歪んでいるからかも……


神様のカルテ

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