アミダサマ  沼田 まほかる

また読んでしまいました。この人の本。
今回は、ちょっとSFっぽいというか、
うーん、サイコホラーというのでしょうか。


冷蔵庫に裸で閉じ込められて死にかけていた少女、ミハル。
そのコエを聴いてミハルのもとに引き寄せられた男、悠人と寺の住職。
ミハルは住職のもとに引き取られるのだけれど、
その後、村の人々の様子が少しずつ変わっていく。
ミハルに会いたい思いを抱えながら会えない悠人も、どんどんすさんでいって。
またまた人の心の暗い部分が描かれていて
なんとなく不思議で怖い。


でも、何かの力による怖さよりも、
現実の生身の人間の怖さを描いたリアリティの作品の方が
私は好きかなあ。
基本的にSFとかファンタジーがあまり得意じゃないからかも。


アミダサマ

アミダサマ