タンゴステップ ヘニング・マンケル
海外の小説を読むのは、もしかしたらすごく久しぶりかも。
主人公はスウェーデンの警察官、ステファン。
なんと舌ガンの宣告を受け、まもなく放射線治療を始めることになる。
そんな時に、引退した警察官の先輩モーリンが殺される。
それもかなりむごい殺され方で。
気になるステファンは、放射線治療前の休暇を機に
事件現場に向かう。
地元の警察と協力しながら(若干迷惑そうにされつつも)
操作を進めるうちに、モーリンの裏の顔が見えてくる。
おまけになぜか関係ないはずのモーリンの隣人まで殺されたりと
どんどん謎が深まっていく。
時折犯人側からの視点でも語られ、
また、戦時中のナチスの問題も絡んできて
なかなか奥深かった。
ただ、スウェーデン人の名前が覚えづらいのと、
謎のエピソードがたくさんありすぎて
時間をおいて読むと混乱しそうだった。
なるべく一気に読むのがコツ。
いや、記憶力がある人は大丈夫だと思うけど。
- 作者: ヘニングマンケル,Henning Mankell,柳沢由実子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/05/23
- メディア: 文庫
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