2010-01-01から1年間の記事一覧

 週末、森で  益田 ミリ

最近、遠方の取材が多いせいか 本を読む時間がたっぷりあって、 いつもはほとんど更新しないこっちのブログを まれに見る勢いで更新しております。 さて。今回はマンガ。 ある日、ふと田舎暮らしを思い立った早川さん。 会社勤めでなく、家でひとりで仕事を…

 凍裂  喜多 由布子

テレビや雑誌でも活躍する人気の料理研究家が、夫を刺した。 しかし、金銭的にも恵まれていて、 周囲からは夫婦仲も問題なく思われていたという。 刺した妻も、周囲の人から慕われていて、とても人を刺すとは思えない。 そして、妻は動機を一切口にしない。 …

 ヘヴン  川上 未映子

読み始めて、すぐに大後悔。 中学2年生の主人公「僕」が、斜視であることを理由に受ける壮絶ないじめ。 つらい。目をそむけたくなるようないじめが描かれている。 人間が人間にこんなことするのかと、 それも中学生が。 いじめというより、拷問だ。犯罪では…

 オレたちバブル入行組  池井戸 潤

『空飛ぶタイヤ』や『鉄の骨』がとっても面白くて読み応えがあったので この人の他の作品も読んでみることに。 これは大手都市銀行の話。 融資課の半沢が、支店長から無理やり ある会社の融資を通すように命じられる。 が、わずか半年後にその会社が倒産。 …

 ハッピー・リタイアメント  浅田 次郎

財務省勤務の樋口さん(慎ちゃん)と、自衛隊勤務の大友さん(ベンさん)。 この2人が退職後、中小企業振興会に天下りを命じられた。 「天下り」ですか。 なんと、タイムリーな。 その天下り先の仕事は、時効になった借金の管理。 つまり、何もしなくてもい…

 4TEEN

DVD

本で読んで、すごく気に入った作品。 映像化されたというので、いつか見たいと思っていたのだ。 結構、原作に忠実に一つ一つのエピソードが盛り込まれていたなあと感じた。 あと、4人の男の子たちが、とてもいい。 こういうとき、連続のTVドラマ化とかだと、…

 V6 ASIA TOUR 2010 in JAPAN READY?  5月1日・夜

Vコン、カミコンと、メインステージのほぼ真横という席でしたが 今回はセンターステージを正面に見下ろす位置の2階スタンド席 会長に、今回は天井席だから〜と言われていたけれど、全然だいじょーぶ ドームに比べたら、代々木はほんとにどの席でも私は大満足…

 鉄の骨  池井戸 潤

中堅のゼネコン一松組で、マンション建設などの現場で働く平太。 なぜか業務課に異動になる。 そして、その業務課の仕事は「談合」。 談合に関わる他の大手ゼネコンや、談合を動かすフィクサーの存在、 取引先の銀行に勤める平太の彼女、そして談合を暴こう…

 ダブル・ファンタジー 村山 由佳

35歳の脚本家、奈津。 仕事を辞めて、妻のサポートにまわっている夫と二人、 東京郊外の緑豊かな地で暮らしている。 奈津はとても性欲が強くて、 夫以外の男性とも次々に関係を持っていくのだけれど、 「夜の桃」を読んだときみたいに、うげ〜とは思わなかっ…

 IN  桐野 夏生

女流作家タマキが、 緑川という作家が書いた『無垢人』という小説で描いた 愛人「○子」をモチーフに、 「恋愛の抹殺」というテーマの小説を書こうと 「○子」を探しながら、取材を重ねていく。 そこに、担当編集者との不倫という過去に体験した 自らの恋愛も…

 のだめカンタービレ  二ノ宮 知子

19〜24巻。 その前の18巻までを読んだのが、もう2年ほど前だったので すっかり話の流れがわからなくなってしまっていたけれど。 さすがにまた1巻から読み返す時間も気力もなくて。 (コミかるで借りたから。期限があるんだもの) でも、のだめちゃん、いいな…

 聖☆おにいさん  中村 光

1〜4巻を。 面白いという評判だけを聞いて、内容はよく知らないまま借りたのだけれど、 設定にびっくり! ブッダとイエスが、すっかり庶民の姿になって 下界(それも日本の立川)で長期休暇を楽しんでいるという。 で、ほどよくそれぞれの宗教の逸話が盛り込…

 ママはテンパリスト 東村アキコ

1巻と2巻を読みました。 もう、うちの子どもたちは中学生と小学生だから それほどリアルには共感できないかなあと思いつつ、 思いっきり共感して大笑いしてしまった。 保育園のお母さんが、走りながら業務連絡のような会話をするとか、 うんうん、わかるわか…

 訪問者  恩田 陸

3年前に亡くなった女性実業家。 そして同じ場所で亡くなった若い映画監督。 その謎を解くために、記者とカメラマンが 山荘を訪問する。 そこにいるのは、女性実業家の兄弟と 彼らに関わりのある少女。 そこに、少女の母親や謎の青年、幽霊など 様々な「訪問…

 横道世之介  吉田 修一

ちょうど毎日新聞を購読していたときに たくさん広告が出ていて大絶賛されていたので、読んでみた。 (毎日新聞で連載されていたらしい) 高校卒業後、大学進学で東京に出てきた18歳の世之介。 設定が80年代ということで、 携帯電話がなくて公衆電話を使って…

 神去なあなあ日常  三浦しをん

この不思議なタイトルの本を読んでみようかなと思ったのは、 どうやら林業の仕事やその生活を描いた物語らしいと知ったから。 仕事柄、建物や住宅について調べたり考えたりするにつれ、 これまで日本の建築を支えてきた「木」というものに興味が出てきて。 …

 Endless SHOCK 2月25日・昼公演

2年ぶりの1階席です!嬉しいです! 2階席も好きだけど、1階席のこの近さもやっぱり嬉しい 昨年と出演者が同じということだったけれど、演出があちこち変わっていた ジャングルのダンスが「たよりにしてまっせ」並みにはじけていてびっくり スペインはなくな…

 後悔と真実の色  貫井 徳郎

若い女性ばかりを狙う連続殺人事件が発生。 メッタ切りにした上に、指を一本持ち去るという 猟奇的な事件に、警察もその威信をかけて事件解決に向けて取り組む。 被害者が増えるたびに、捜査本部も拡大し、 捜査本部が拡大するにつれて、 警察内の人間関係も…

 チッチと子  石田 衣良

4年前に妻を交通事故で亡くした作家、青田耕平と 小学4年生の一人息子カケル。 作家はカケルにチッチと呼ばれている。 耕平はデビュー作以来、作家としてはなかなかヒット作に恵まれない。 そんな作家のお財布事情や日常生活、 耕平が文学賞にノミネートさ…

 八日目の蝉  角田 光代

不倫相手の子どもを一目見たいと、 誰もいない家に忍び込む希和子。 赤ん坊を抱いた瞬間、どうしようもなくなり そのまま連れて逃げてしまう。 第一章はその希和子の視点から、 第二章は連れ去られた子ども(恵理菜)が大人になってからの視点で 物語が描か…

 Kinki Kids concert tour J 1月1日・夜

■座席 アリーナ席Bブロック。正面より一つ右隣のブロック おまけに、ブロックの中でも正面より 前にAブロックだったことがあったけれど、Aブロックだとメインステージのでっぱりの真横になってしまい、ちょっと見づらかった でも、Bブロックはちゃんと前から…