2月の読書メーター

あまり読めなかったなあ。
忙しかったのもあるし、
図書館から集中して本が届いてしまい
一冊、期限切れで途中で挫折した本も……
それはまたいつか、予約して読もう


2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1176ページ
ナイス数:53ナイス

明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち感想
幸せな家族をつくりたくて、一緒になった2組の親子。長男への愛情のあまりに壊れていく母親と、彼女を支えながら、血のつながりを超えた家族の形を作っていく他の家族たち。いつバラバラになってもおかしくない状態なのに、その家族を結びつけていたのは、幸せが壊れるきっかけになった長男かもしれない。というのが、人間って不思議だなあと思う。子どもたち、とくに母の愛情を求める次男の創太が切なかった。
読了日:2月5日 著者:山田詠美


64(ロクヨン)64(ロクヨン)感想
元刑事課の刑事、三上が警務課の広報官になる。広報と記者クラブ、警務部内の対立、刑事と警務の対立、14年前の未解決事件に、自らの娘の家出と、もう周りは神経をすり減らすことばかりで、こんな状態の渦中に放り込まれたら即刻胃に穴が開きそうだ。でも、その中で三上が、警察官として、親として、夫として、人として、自らのあるべき姿を見い出していく姿がジーンとする。そう、常に第三の選択肢がある。読み応えたっぷりだった。
読了日:2月17日 著者:横山秀夫


ふるさと銀河線 軌道春秋 (双葉文庫)ふるさと銀河線 軌道春秋 (双葉文庫)感想
最初の「お弁当ふたつ」でうるうる。普通の人たちの普通の生活の中にある切なさや悩みや不安が丁寧に描かれていて、でも、切ないながらも温かな心や前を向いて少しだけでも進んでいこうとする希望みたいなものが見えて、とってもよかった。
読了日:2月28日 著者:高田郁

読書メーター

 1月の読書メーター

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1544ページ
ナイス数:77ナイス

ナミヤ雑貨店の奇蹟ナミヤ雑貨店の奇蹟感想
いろんな人の悩みに応える、ナミヤ雑貨店。小さな田舎の町の雑貨店の店主に寄せられる悩みは重たいものもあれば、笑っちゃうものもあって。そして、悩み相談と雑貨店を通じて過去から未来までつながる不思議な世界。東野圭吾のこれまでの作品をイメージしていたので、意外な感じ。でも、いろんな事情の中で悩みながら、一生懸命生きている登場人物たちがステキだった。ほんわかして、いいお話だった。
読了日:1月13日 著者:東野圭吾


誰か―Somebody (文春文庫)誰か―Somebody (文春文庫)感想
自転車で人を引き殺した犯人探しだったり、過去の誘拐事件の真相を追求したりと、ミステリーの要素はふんだんにあるのだけれど、主人公一家のほんわかした雰囲気のせいか、とげとげしくなく読めた。と言いつつ、運転手の娘二人を通してしっかり人の腹黒さというか弱さも伝わってきて、雰囲気のわりにどーんとくる読後感だった。
読了日:1月15日 著者:宮部みゆき


グラスホッパー (角川文庫)グラスホッパー (角川文庫)感想
裏社会が怖い怖い。ほんとにこんなことって起ってるのかなあ。そしてバラバラに動いていた3人の登場人物がだんだんと近づいていく様子にドキドキ。最後の展開にびっくり。おもしろかった
読了日:1月24日 著者:伊坂幸太郎


死神の精度 (文春文庫)死神の精度 (文春文庫)感想
死神の千葉さんと人間との会話がたまらなくおもしろい。千葉さん、いい味出してるなあ。最後のお話で、前のお話とつながったときがジーンとした。「死神の浮力」も楽しみ
読了日:1月31日 著者:伊坂幸太郎

読書メーター

 KinKi Kids Concert 2013-2014 「L」 2014年1月1日

■座席

  • スタンド1階席。前から10列目
  • 昨年はステージのほぼ真横だったけれど、今回はステージの斜め前
  • それも花道のすぐ近く
  • うわーい♪
  • 途中で銀テープも降ってきたw
  • スタンドなのにテープゲット!うわーい♪


■曲

  • 今回は「Lアルバム」の曲がメイン
  • 「Lアルバム」の曲、いい曲が多いので嬉しい
  • とくに「Tomorrow Again」がすごくよかった
  • 最近、イヤな事があったり
  • ペースが違うお客人の「お・も・て・な・し」で疲れたりしていたせいか
  • この曲の歌詞と、歌声がぐわーんと心に響いて
  • 気がついたら涙がぼろぼろこぼれていた
  • コンサートで、生歌で泣いてしまったのは「レジーナ・ベル」以来
  • 今回、他の曲も歌がすごくよくて
  • いつもはこーちゃんガン見ですが、目を閉じて2人の歌声に浸りながら聞く曲が多かったかも
  • こういうの、初めて
  • 今度、「ラッシュ」という映画の吹き替えをきんきさんがやるということで
  • 映画のダイジェストを見ながら、2人が主題歌を歌ってくれました
  • なんて贅沢なダイジェスト
  • 映画もなかなか面白そうだったな
  • アンコールの「Aniversary」
  • 途中でアカペラになって、お客さんの大合唱
  • こういうの苦手で、ふだんは歌わないんだけど
  • 今回は私も歌いました
  • 気持ちよかった〜


■MC

  • 恒例のお誕生会
  • ツヨちゃんからのプレゼントは、大量の色紙
  • きんきの曲名をハゲネタでもじったものが書いてある
  • そしてなぜか「モチ」を使った持ち歌の替え歌を
  • それが上手
  • こーいちくんも「あなた、歌お上手ねえ」と
  • 数年前まで、単にだらだら長くてちょっと飽きたりしていたこともあったけれど
  • 今年はちょうどよい長さで、面白くて楽しくて実によかった


■その他

  • 今回、一緒に行きましょうと言われていた人に、チケット申し込みをする前に「やっぱり行けない」と言われ
  • 今まで一人でコンサートや舞台は何度も行ったけれど、元旦から一人って寂しい気もして
  • 今年はやめようかなあと思っていたけれど
  • やっぱり一年に一度のコンサートだし、お誕生日だし、行くことにした
  • でも、案外元旦からおひとりさまって多いのね
  • 実は昨年も同じ人にチケットを取った後に「行けない」と言われて
  • 同行者を募集して知らない人と一緒に行ったのだけれど
  • あまり相性が合わなくて、なんとなく気を使いながらのコンサートだったので
  • 逆に一人の方が気楽で誰にも気も使わずにどっぷり楽しめてよかった
  • 実際、これまで見たきんきコンの中でも一番好きかも
  • こーちゃんの髪型もかわいかったし♪
  • 早くDVDにならないかなあ

 12月の読書メーター


2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:988ページ
ナイス数:25ナイス

ロスト・ケアロスト・ケア感想
現代の高齢化社会、そして介護の問題をまざまざと突きつけられる作品。安全地帯にいる人のきれいごとの善悪が、さらに介護の現場の人を追い詰めていく。人を殺すのはもちろんいけないことだけれど、殺すことで双方が救われる状況が生まれてしまうと、もう簡単に何が善で何が悪なのか、わからなくなってしまう。今の法律を作ったり政治を動かしたりしている人は、「安全地帯」にいる人たちなんだなという絶望感を感じた。
読了日:12月9日 著者:葉真中顕(はまなか・あき)


なぎさ (単行本)なぎさ (単行本)感想
まじめで不器用な主人公夫婦、彼らの周りに現れる妻の妹やその友人、夫の部下、そして偶然知り合った地元のおじいさん。離れられないからこそ傷つけあう、でも、心の奥で相手をたまらなく思いやっている妹や夫との関係が切ない。そして、他人の温かさにじーんとする。それぞれ、傷ついたり傷つけたり悩んだりしながら、少しずつ前に進んでいく様子が、多少じれったいながらも素敵だなと思った。うん。みんな強い人ばかりじゃない。でも、それでいい。
読了日:12月23日 著者:山本文緒


太宰治賞2013 (単行本)太宰治賞2013 (単行本)感想
さようなら、オレンジ」を図書館で予約したら、これがヒットした。言葉も生活習慣も違う異国の地で、時には涙したり、孤独に打ちひしがれたりしながら生きて行く女性たちの物語。つらくて、みじめで、くやしくて、何度も心折れそうになりながら、逃げ出さずに黙々と日々の暮らしを積み重ねる彼女たち。そこから少しずつ生まれる友情や信頼、そしてプライドが美しい。一朝一夕でできたものじゃないからこそ、その強さは本物なんだなと感じさせてくれる。
読了日:12月26日 著者:

読書メーター

 11月の読書メーター


2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1166ページ
ナイス数:48ナイス

生存者ゼロ (『このミス』大賞シリーズ)生存者ゼロ (『このミス』大賞シリーズ)感想
あっという間に何万もの人間を死においやる感染症の発生。なぞの感染症も怖いけれど、その原因を突き止めようとする自衛官や学者を邪魔する学者仲間や政府がさらに怖い。政府の対応とか、現実にありそうだなあと思う。感染症の原因にはゾッとした。
読了日:11月4日 著者:安生正


きみはいい子 (一般書)きみはいい子 (一般書)感想
虐待がテーマの短編集。つらいテーマに読み始めてちょっと後悔したけれど、ひとつひとつのお話はつらい中にも人の温もりややさしさがあって、読み終わったときには「読んでよかったなあ」と思った。どんなにつらくて報われないと思える状況でも、どこかに希望はある。知らない誰かの温もりが、自分を救ってくれることもある。そして、自分の温もりが誰かの力になることもある。そう思わせてくれた作品。
読了日:11月13日 著者:中脇初枝


感染遊戯感染遊戯感想
最初は短編集かなあと思って読んでいたら、最後にそれが全部つながって、とんでもないことになっていた。そう来たか!という感じ。おもしろかった。でも、やっぱり姫川班がなつかしいなあ。前作も姫川がほぼ単独行動だったし。
読了日:11月22日 著者:誉田哲也


ほしいものはなんですか?ほしいものはなんですか?感想
専業主婦のみな子さんと、独身OLのタエちゃん。お互いに、ちょっと自分が損してるような気持ちになってる。2人が張り合いながら、自己嫌悪になる気持ちが切ない。私自身は、やっぱりみな子さんは贅沢だなーと思うけど。人からもらうことばっかり期待してると、そりゃつらいよね。結局、リナちゃんが一番物事をちゃんと見てる気がした。
読了日:11月30日 著者:益田ミリ

読書メーター

 10月の読書メーター


あれ?もっと読んだ気がしていたけれど、そうでもないのか。
やっぱり、パズドラやりすぎかも。


2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1130ページ
ナイス数:46ナイス



55歳からのハローライフ55歳からのハローライフ感想
55歳過ぎた男女の仕事、友情、恋愛、家族、夫婦が描かれていた。読んでいると、年を取ってからの生活に不安を覚えてしまって、どんよりと暗くなってしまう。それでも、若い時には気づかなかったことに気づいたり、そこからスタートして変わり始めたり、暗い中にも静かな希望が見えるのが救い。それぞれの物語に、アールグレイや水、プアール茶など飲みものがステキなアイテムとして使われているのもよかった。生きて行く上で、心をリセットしたり安らげるものを持っているというのは強いかも。
読了日:10月6日 著者:村上龍


女の庭女の庭感想
京都を舞台に、恩師の葬儀で再会した大学の女友だち5人の話なのだけれど、なんだか見事にみんな性欲にどっぷりはまっていて。官能とか以前に、すごいな、こんな風に考えて生きている女性がいるのかとビックリ。私の方が珍しいのか?それとも単に枯れ果てただけなのか?しかし何より、男性がこれを読んで、女性がみんながみんなこんな風に考えていると受けとめられるとちょっとイヤかも……
読了日:10月11日 著者:花房観音


インビジブルレイン (光文社文庫)インビジブルレイン (光文社文庫)感想
上層部の保身から捜査に制限がかけられてしまうものの、1人で立ち向かう姫川がかっこいい。ストロベリーナイト版倍返し!って感じ。でも、今回は姫川班メンバーと別行動だったのがちょっと寂しかったな。姫川の恋愛話もなかなかよかった。映画になったのかー。見てみたいな。
読了日:10月20日 著者:誉田哲也

読書メーター

 9月の読書メーター


読み応えのある本が多かったな。
図書館からバンバン本が重なって届いたので
頑張って読んだ。


2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1530ページ
ナイス数:88ナイス



神去なあなあ夜話神去なあなあ夜話感想
清一さんやヨキの両親の事故の話は、切なくて泣けた。でも、大事な人が亡くなっても、人は笑って生きて行くことができるんだよね。そして、自分が死んだ後に、残された大切な人のために自分ができることをする。自然の声を聞きながら、自分にとって大事なものを大事にする。シンプルに生きるってステキだなあ。そして、繁ばあちゃんがかわいくて大好き。
読了日:9月2日 著者:三浦しをん


ルーズヴェルト・ゲームルーズヴェルト・ゲーム感想
企業の野球部の存続に、会社のリストラ、買収、技術競争、株主とのゴタゴタなど、いろんなことが絡まり合って読み応えたっぷり。野球にはまったく興味がないけれど、最後の試合は電車の中で読みながら涙をこらえるのに大変だった。野球を軸に1つになる会社の姿、中でも最初はイヤな奴だと思っていた専務の笹井さんが一番よかった。
読了日:9月6日 著者:池井戸潤


鍵のない夢を見る鍵のない夢を見る感想
どこかゆがんだ思考で自分本位の大人になりきれない男、そして自意識過剰で被害者意識に固まった女、そんな男と女が次々に出てくる。うへ〜、と思いながらも、読んでいてうんざりするような登場人物を描き続ける作者って、実はすごい人なんじゃないかとさえ思えるような、不思議な作品。正直、読後感はよくない。でも、こういう人たち、いるよな……
読了日:9月12日 著者:辻村深月


エンジェルフライト 国際霊柩送還士エンジェルフライト 国際霊柩送還士感想
「死」に向き合い、そして、残された人を「死」に向き合わせる仕事。諭すでもなく、慰めるでもなく、励ますでもなく、残された人の想いと、死んでしまった人の想いまでも受けとめる仕事。ものすごい覚悟が必要な仕事だと思う。「死」は避けられているからこそ、その無知や悲しみにつけこむ人もいる中で、エアハースのような人たちが今の日本にいて、同じ時代を生きているということをまた誇りにも思えた。全然違う仕事だけれど、自分の仕事に対する姿勢も見つめ直すことができた。
読了日:9月20日 著者:佐々涼子


サファイアサファイア感想
宝石にまつわる短編集。なんとなくもや〜っとするような、後味の悪いような話が続くのだけれど、最後の3話は救いがある感じでよかった。特に「ムーンストーン」がよかったかなあ。中学時代の同級生が、それぞれ人の目に振り回されて自分を見失ってしまったときに、互いに相手を自分自身の中に引き戻してくれる。かっこいい2人だった。
読了日:9月23日 著者:湊かなえ

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