3月の読書メーター

2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1142ページ
ナイス数:85ナイス

マリアビートル (角川文庫)マリアビートル (角川文庫)感想
グラスホッパーの後、楽しみに読んだ。今度は東京から盛岡までの新幹線の中での数時間の物語。登場人物たちが錯綜してかなり濃い時間&空間になっている。グラスホッパーの登場人物もいい感じでちょこちょこ顔を出すのがいい。でも、王子が嫌いすぎる。読んでいてあまりの不快感に読むのをやめようかとも思ったけれど、王子が最後にひどい目に会うのかどうか気になって読み進んだ感じ。超強い木村夫婦と、トーマス好きの檸檬が好きだった。
読了日:3月2日 著者:伊坂幸太郎


教場教場感想
刑事モノや警察モノの物語は、その内部のドロドロっぷりにいつも「ひ〜」となるが、実際に警察官になる以前の警察学校でもすでに足の引っ張り合いというかドロドロしているのかとビックリ。そりゃあ、そういう環境を卒業して警察官になったら、そこもドロドロだろうなあと、ある意味納得。その中でも風間教官の懐の深さというか思慮深さ、指導力はかっこよかった。
読了日:3月9日 著者:長岡弘樹


パラダイス・ロストパラダイス・ロスト感想
D機関のスパイが素晴らしすぎてかっこいい。ここまで完璧だと見ていて気持ちいいな。結城中佐の過去に近づきそうだったとき、すごく知りたいけれど知るのがもったいないような気持ちだった。でも、D機関のウワサが広まりすぎてミステリアス度が下がりそうな気がする。
読了日:3月13日 著者:柳広司

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