二流小説家  ディヴィッド・ゴードン

主人公は売れない小説家のハリー。
ヴァンパイアものやポルノ、ミステリなどの小説を書いている。
私生活も彼女の捨てられたりして今一つ。
そんなハリーに、世間を震撼させた連続殺人犯から
手記を書かせてやるという話が来る。
これで二流小説家から一流小説家となれるはず!
と浮足立つものの、殺人犯からはとんでもない交換条件が出され、
おまけにその後殺人事件に巻き込まれ、犯人扱いされてしまう。


結末は二転三転して、最後まで飽きずに楽しめた。
そして、ハリーを囲む女性たちが魅力的。
それに比べて、ハリーの情けなさやヘタレっぷりが……
でも、ストーリーだけでなくそんな彼らのやりとりも面白かった。


二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

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