おおかみこどもの雨と雪

お友だちに聞いて、なんとなーく気になっていた映画。
大学生の花が出会って、好きになったのはおおかみおとこ。
それでも花の気持ちは揺らぐことなく、
やがて、2人の間には女の子の「雪」と、男の子の「雨」が生まれる。
しかし、おおかみおとこは死んでしまい、
花は子どもたちを連れ、人目を避けるように山奥の村で
ひっそりと暮らし始める。


おおかみこどもの子育ては、それはそれは大変で。
おまけに誰にも相談もできなくて。
少ない貯金を切り崩しながら、
慣れない土地で子どもたちを守りながら暮らす花。


雪も雨も姉弟でまったく性格が違って、
どちらもそれなりに育てていくのは大変で。
でも、そんな子どもたちのそのままを丸ごと受け止めて
育てていく花の姿が、とてもステキで。


私は、昨日の夜も子どもたちにああしろこうしろと
口うるさく言った。
足りないものばかり数えて、
やってないことばかり責め立てて。
私は誰のために子育てをしているんだろう。
自己満足のためだけだなあ。


そして、子どもたちはそれぞれの道を見つける。
子どもたちが心配で心配で、
それでも、母は最後は手を離さなくてはいけない。
元気でいてと、幸せになってほしいと、
ただ、それだけを祈ることしかできなくて。


今、一緒にいるこの時を
大事に大事にしないといけないなあ。
すごく、そう思えた。
とても、よかった。


映画「おおかみこどもの雨と雪」