見えないドアと鶴の空 白石 一文
主人公、繁村昴一は編集者の仕事をやめて妻、絹子に食べさせてもらいながら
ときどきライターの仕事をやっている。
絹子には親友の由香里がいて、一人で子どもを産もうとする由香里を
夫婦そろって面倒を見ているのだが、
昴一は由香里と深い関係になってしまう。
絹子と由香里の関係もなんだか怪しげで、
そのうち由香里には不思議な力があることもわかり、
昴一にもいろいろと不思議な出来事が起こり……
というような話。
途中で何度か目がウツロになる場面があったり、
由香里の「女とは妻とはこうあるべき」みたいな意見に
うげーと思ったり、
なんだかなあ……という感じ。
ただ、昴一がよく飲む人で、
朝から掃除してはビールとか、
旅先でもバーボンだかなんだかよく飲みまくっていて
それが妙においしそうだった。
いいなあ。朝から掃除して
一息入れてビール。最高だよね。
なんて、そんな場面に感情移入してしまった。
いかん。アル中になってしまう。
- 作者: 白石一文
- 出版社/メーカー: 光文社
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