四十九日のレシピ  伊吹 有喜

母、乙美が亡くなった。
残されて憔悴する父、そして夫が浮気をして傷心して戻ってきた娘の百合子。
百合子にとって乙美は義母になるわけだけれど、
仲のいい親子だった。


落ち込む父娘の前に、乙美に世話になったらしい井本という少女が現れ、
乙美が希望していた四十九日の大宴会までの時を一緒に過ごすことになる。


なんというか、物語全体がとってもやさしくて、切なくて、
だーっと泣くわけじゃないけれど、
最後まで常に目がうるみ鼻がツーンとなっている状態だった。


この作品、ドラマ化されるらしい。
楽しみ。絶対見よう。


四十九日のレシピ

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