怨み返し  弐藤 水流

絞殺された上に右手を切断された遺体が発見される。
遺体発見現場からは不思議な落書きが残されている。
そして数日後、同じように絞殺された遺体と落書きが発見される。
どうやらこれは、約20年前の小学生時代のいじめが原因らしい。
なぜ、犯人は20年も経って今さら仕返しを始めたのか。
そして、不思議な落書きの意味は。


捜査するのは警視庁のノンキャリアの刑事、祖父江忍。
こちらはこちらで部下の不倫騒動や
自らのいじめの記憶などがストーリーに織り込まれている。


ストーリーは伏線たっぷり、どんでん返しが次々と繰り返され
面白いといえば面白い。
のだけれど、なんか、中途半端にほのぼのと軽い感じが…
うーん、私にはちょっと違和感があったかも。


怨み返し

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