臨床真理    柚月 裕子

臨床心理士の美帆が、司という青年を担当することになる。
彼は人の声が色に見えるという特殊な能力を持っており、
同じ福祉施設にいた少女、彩の自殺は他殺だと主張し、
その謎を解いてほしいと美帆に頼む。
美帆は、司の能力と友人の警察官の力を借りて、謎を解く。


というストーリー。
ミステリーというわりには途中で話の大筋が見えてしまうし。
犯人もなんとなくわかっちゃうし。
いや、でも、ここまで見え見えの展開ということは
最後にはきっと「おっと、そうきたか!」という
大どんでん返しがくるのだろうと期待を捨てずに読んでいたら、
やっぱりそのまま終わってしまい、
あ、あれ?みたいな。


ちょっこし残念な感じでした。


臨床真理 (このミス大賞受賞作)

臨床真理 (このミス大賞受賞作)