贖罪 湊 かなえ
空気のきれいな田舎の町で、小学生の女の子が殺される。
そこには、4人も友だちがいたのに。
友だちの目の前で連れて行かれ、そして殺されたのだ。
その時にいた4人の口から語られた
その後の人生と、事件の様子、
そして殺された女の子の母から
最後に事件の真相が語られる。
事件を取り巻くそれぞれの人の視点から語られるという構成は
「告白」と同じような感じ。
でも、今回も面白かった。
特に小学校教師になった真紀のバッサリ切ったモノの言い方が
気持ちいい。
そして、それぞれの語りの中にこっそり出てくるキーワードというか
伏線のめぐらせ方とか、
思わず戻って確認してしまったり。
でも、やっぱり、子どもが巻き込まれてしまう事件はつらいなあ。
- 作者: 湊かなえ
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/06/12
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