聖女の救済  東野 圭吾

ガリレオ先生シリーズ。
夫は若き会社社長。妻はパッチワーク作家。
新婚1年。
が、夫が殺される。毒殺で。
この夫が「妻は子どもを産むための道具」としてしか考えておらず、
「子どもが産めなかったら、妻を交換すればいい」と
平然と言い放つようなとんでもないオトコで。


となると、どう考えても妻があやしいのだけれど、
妻には鉄壁のアリバイがあるし、
もしも妻だとしても殺害の方法がわからない。
そこで、ガリレオ先生の登場となる。


TVを先に見てしまったからか、
読みながらもどうもTVの湯川教授や内海刑事や草薙刑事の顔が浮かぶ。
でも、別にイヤではないですよ。
もう、そのイメージになっちゃっているので。


それにしても、単なる謎解きの面白さだけじゃなくて、
この事件に関わる人たちの気持ちが
きちんと描かれているのが面白かった。


でもね。
やっぱり、くだらないオトコのせいで
死んじゃったリ、犯罪を犯しちゃったりするのは、
ほんとにもったいないと思う。
うん。
このことは、娘にもきちんと伝えておこう。


聖女の救済

聖女の救済