パレード  吉田修一

2LDKのマンションに同居する男女4人。
後に18歳の男娼も加わり、5人での同居生活となる。
それぞれの目線から1章ずつ語られ、
ゆる〜い感じで物語は進んでいく。


「悪人」とはまた違ったテイストなんだなあ。
なんて思っていたら、
最後にびっくり!ひ〜え〜〜。


そして、心の奥を見せずに表面上だけで
それぞれの役割を演じながら暮らしている、
その時の自分の感情のままに、
何かを深く見たり考えたりせずに
生きていると思っていたこの登場人物たちが、
実はそうではなかったというのもまた、
びっくり、という感じ。


うーむ。またこの人の別の作品を読んでみようっと。


パレード

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