ああ息子 西原理恵子＋母さんズ

ええっと、これは、私のための本でしょうか。
私のための本ですね。
世の中にはおバカな男の子たちが、こんなに生息しているんですね。
うちだけじゃあ、ないんですね。よよよ（感涙）

いや、周りにも男の子のお母さんはいますよ。
でも、結構草食系の穏やかなお子さんが多いような･･･
酒飲みマダムの息子チームも、草食系だよなあ。
なんてうちばっかりこんな･･･ぶちぶちぶち･･･
と、やさぐれることもしばしばある私にとって、
なんとも心強い本ではないですか！

これは、世の中の息子たちの驚くべき行動について
新聞で投稿を呼びかけたところ、寄せられた体験を集めたもの。
こういうネタなら、私もいろいろありますわ。
それにしても、すごいすごい。
数日かけて牛乳パックにおしっこを大事に大事に溜めていた息子とか、
ガムテープを床一面に敷きつめた息子とか･･･
電車の中で読んでいたんだけれど、何度もぷぷっと吹き出してしまい
かなり恥ずかしかった。

そして、合間に書かれた西原さんの言葉がまた、
ぐっとくるのだ。
そうそう！そうなのよ！まさにそう思っていたのよっ。

特に共感したのが

いろいろあるけど
ウソをつくような悪い子じゃあ･･･

ウソをつく脳みそがないことに
先日気づく。

あと、

息子を育てているうちに
子育てのこころざしが
異常に低くなってる事に気づく。

そうなのよ。ほんとにそうなのよ。
一流大学とか一流企業とか、こぎれいなカッコをさせてとか、
立派な人になってほしいとか、なくなってくるのよ。

ともかく自分で稼いで生きていけるようになってくれさえすれば。
ええ、私が死んだ後でも
ちゃんと一人で生きていけるようになってくれれば。

おこられて流した涙が
ぜんぜんかわいてないのに
すべてを忘れて笑うな。

ほんとにほんとに、そうなんだよねえ。
ちゃんと聞いとるんかー、うりゃー！と
さらにこちらの怒りが加速するんだよねえ。
これって、男の子の習性なのかねえ。
草食系の男の子もそうなのかねえ。

これ、図書館で借りたんだけど、買おうかなあ。
きーっとなったときに、この本を読み返せば
男の子の母はみんな頑張っていると元気づけられそうだ。

ああ息子