いつも「忙しい」を言い訳にする人たち

先日、よん様とランチをしたときに「シングルタスク」という言葉が出てきた。
一度に一つのことしかできないということだが、
私もまさにそうだなあと。
いや、家事などをするときには、もちろんいろんなことを同時進行でやるけれど、
なんというか、生き方というか、仕事のやり方が。


仕事に没頭する期間が続いた後、その仕事が終了したら
がーっと遊んだり、だらだらしたりして、それからまた仕事に没頭する期間に
突入するというやり方。
仕事も遊びも家庭生活もバランスよく、というのができないのだ。


そして、本当にできないのか?というと、それは疑問。
たぶんできるんだろうけれど、私はたぶんそういうメリハリというか、
仕事に没頭した後の開放感とか、とことん仕事にのめり込む生活とか、
そういうのが好きなんだろうな。


が、しかし。
その場合、犠牲になるのが家庭生活、つまり家事や育児で。
仕事に没頭したいと思っても、家事や育児のささいな仕事がたくさんある。
やるべきことがたくさんあって、おまけに子育てが絡むと
自分だけのことを考えているわけにもいかず、
自分のペースでできないストレスがたまる。
忙しかったり睡眠時間が少なくなると、さらにイライラ。


だからバランスよく働けばいいのに、それができなくて。
でも、このままでは家族の関係も悪くなるよなあ、
自分が好きで働いているのに、それでイライラするなんてダメだよなあと
常に反省しているのだけれど。


そんなときに、お友だちが本作りに関わったということで知った本。
バランスのとれた生活を送るための、さまざまな方法が紹介されている。
忙しさに追われてしまうのは、もちろん外的な要因もあるけれど、
根本は自分の心の中にその原因があるのだということがよくわかる。


そして、とても役に立ったのが「優先事項を見つけるための課題」。
様々な項目があげられていて、その中から自分が大切だと思う項目を5つ選ぶ。
ただ、それだけのことなのだ。
それだけのことなのに、ふーっと心が軽くなった。


やらなくちゃいけないことがたくさんあるのに、できない。
やりたいこともたくさんあるのに、できない。
でも、自分がやらなくちゃと思っていたこと、
やりたいと思っていたことで、本当に自分にとって必要なことは、
その中のほんの少しのことだった。


どうしても必要じゃないことに、ずいぶんとプレッシャーをかけられて
イライラしていたんだなあ。
そして、私が本当に時間をとってまでやるべきことだけを、
きちんとやっていけば、それで人生いいんじゃない?


なんて。そんなふうに心が軽くなった。
私が選んだ5つの優先事項は手帳に貼って、忘れないようにときどき眺めている。


いつも「忙しい」を言い訳にする人たち

いつも「忙しい」を言い訳にする人たち