神の手

検屍官シリーズはずっと楽しみに読んでいるけれど、
最近は、前ほどのめりこめないなあ。


スカーペッタが1人称から3人称に変わったあたりからかも。
スカーペッタの悩みや葛藤に共感しにくくなってきた。
で、なんとなく、他の人たちを見下しているような感じが・・・
いや、確かにすばらしい頭脳と仕事っぷりで、
読みながら私も背筋をピンっと伸ばさなければとは思わされるんですけどね。


あと、シリーズを追うごとに、どんどんスカーペッタが美人でナイスボディに
なってきているような・・・
(ついでにマリーノはどんどん巨大化している)
だって、35歳くらいで検屍局長になって、それから15年経ってると書いてたから
少なくとも今50歳くらいのはず。(あ、シリーズの途中で一度若返ったけど)
なのに、アカデミーの生徒たちから「一度はお相手願いたい」と思われてるのだ。
え?まじで〜?と、今回、ツッコミどころ満載。


まあ、ストーリーは複雑だったけど、相変わらずおもしろかった。
最後の犯人がわかった部分は、私は「容疑者Xの献身」よりも
こっちの方が「ええーっ。ぞぞぞ〜〜」だったかな。
というか、びっくりの種類が違うのかもしれないけれど。


神の手 (上) (講談社文庫)

神の手 (上) (講談社文庫)

神の手 (下) (講談社文庫)

神の手 (下) (講談社文庫)