春になったら苺を摘みに 梨木香歩
「西の魔女が死んだ」の映画を見た後、
映画館の近くの本屋さんで買ったまま、積読状態だったものをようやく。
著者が英国に滞在していたS・ワーデンの下宿先であった
ウェスト夫人と、さまざまな国から来た他の下宿人、
個性豊かなご近所の方々とのやりとりや暮らしを綴ったエッセイ。
梨木さんの本を読むと、
地に足をつけて、ていねいに生きて行くことをの大切さを思い出す。
ふとした人の言葉に傷ついたり、
世の中の悲惨な事件や出来事に憤りを感じたり、
そういう気持ちを受け止めながら、
でも、それに流されるのではなく、
その奥の奥に隠れている真実を見つけるために
自分の心の奥に下りていく勇気。
最近、できるだけ本は図書館で借りて読むようにしているのだけれど
(収納場所がないので)
この本は、ずっと手元に置いておきたいと、思った。
- 作者: 梨木香歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/02/28
- メディア: 文庫
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