(今さら)39コン

きんきゅーコンを来週に控え、
ちょうど1年前にあった10周年記念イベントの39コンを
無性に見たくなった。


このDVDは、コンサートと、その後コンサートを振り返って
2人が語り合う映像とで交互に構成されているのだけれど。
最初、このDVDを見たときは、39コン自体に行けなかったというトラウマから
ちゃんと見られなかったのだ。←どれだけ引きずる・・・
今回、改めてきちんと見て。
いっぱい、いろんなことを感じて、考えた。


先月、初めて嵐コンを見て、
明るくて楽しくて派手なステージと演出に、
私が今年の元旦に初めてみたきんきコンとはえらい違いだなあと思った。
良席だったこともあるけれど、5人がみんなすぐ目の前に来てくれたし。


きんきコンには一度しかまだ行ったことがなくて、
こーいちさんのソロコンでは天井席で。
そして、SHOCKには何度も行っているけれど、
今年、ようやく1階席の中央で、人生で一番近い距離!(しかし後姿)を
更新したのにも関わらず、
先日の嵐コンでもっとも近くに(おまけに長時間)いた記録をあっさり翔くんに更新され。


ああ。
なんて、きんきは遠いんだと思ったのだ。
遠くて、遠くて、本当に遠くて。


そして、ずいぶんと地味で静かだ。>ぉぃ


でも、今回の39コンを見て思った。
これが、この人たちのスタイルなんだと。
それも、考えて考えて、考え抜いて到達した形なのだと。


元旦のφコンも、ずいぶんと地味だったけれど、
それにもまして、本当にシンプルな構成だった39コン。
オーケストラも、ダンサーもなく、衣装替えもせず、
最小限のバンドと、そして2人の声だけで作り上げるステージ。


「2人という、恵まれた数字」と言いつつも
「初めての東京ドームでは、6〜7人のグループだったらよかったと思った」
と話すツヨちゃん。
「2」という、他のグループではないこの数字がゆえに背負わなければならない重圧。
その状況の中で、2人だからできないことを受けとめて、
そして、2人だからこそできること、
10周年の記念日に、自分たちの気持ちを最大限に発信するための手段が、
「音楽」だったんだ。


そして、その2人の「音楽」をあの広い東京ドームのすみずみにまで
伝えるための形が、無駄なものや過剰な演出を全部削ぎ落とした、
あのシンプルなステージと構成だったんだ。


1年後に、ようやくわかった。
やっと今、1年前の2人の気持ちが伝わってきた。


そして、だからこそ改めて、やっぱり1年前にあの場所にいたかったと思う。←しつこい・・・


あと、とても印象的だったのが、最後のお客さんたちの顔。
コンサートが終わって、2人がステージを下りて、
その後にスクリーンに流れる2人からのメッセージ、そしてクレジットを見るお客さんの顔。
スクリーンを見上げるお客さんたちはみんな笑顔で。
とてもいい顔をしていた。


私も、この人たちのファンでよかったなあと、
なんだか、しみじみ思った。


10周年おめでとう。←遅すぎ・・・というか、もう来週から12年目だってば