震度0 

図書館で予約していて、すっかり忘れたころに回ってきた本。
いったい、どうして私はこれを予約したのかすら忘れていたけれど。
そして、読み終わってからもう数週間。
すでに内容がうろ覚え・・・
なら、書くなよ、と思わなくもないけれど。
せっかく読んだので。←って、こんなところでも貧乏性


とある地方都市の警察署内で、警務課長が失踪した。
この出来事を巡り、署内のキャリアやノンキャリア
また官舎に住む奥様方までが
どろどろとした心理戦というかかけひきが、
阪神大震災と絡めて描かれている。


警察に限らず、会社でもこういうことってあるんだろうなあ。
権力争いというか。


なんだか、めんどくさいね。
キャリアとかノンキャリアとか、派閥とかエリートコースとか。


そして、なんだか悲しいなあ。
そういうことで、大事なものを見失っていくことが。


刑事部長が、初めて交番に立ったときに、
落し物を届けにきた男の子の頭をなでたことを思い出したシーン。
私はそこが一番心に残った。


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