女の一代記−越路吹雪

越路吹雪もあまり知らなかった。
私の中では、たくさんいるあまり知らない昭和の歌手の一人…みたいな。


一番感じたのは、命を削って歌っていた人だったんだなあということ。
一話の瀬戸内寂聴と違って、周囲の人たちはみんな温かくて優しくて、
みんなに愛されていて仕事も成功してお金もあって、
それでも彼女の思いはひたすら歌に向かっていて、
歌のために、自分に厳しく厳しく、そして本当に命を削ってしまったのだ。


私もよく自信をなくしてしまったりするけれど、
そこでウジウジとしているのは、単に甘えているんだろうなあと思った。
すぐに弱音を吐いちゃったり、ぐちぐち言ったりしちゃうしね。
まあ、私の場合は吐き出すことで、また頑張ろうと思えるんだけど。
それにしても、ここまで自分の夢に対して、仕事に対して、自分に対して
厳しく、真摯に取り組む姿勢というか生き方はかっこいい。
これがプロなんだろうな。


興味を持ったのがが、マネージャーで作詞家でもあった岩谷時子さん。
自分もすごく才能があるのに、それよりもひたすら越路吹雪を支えていた人。
かっこいいなあ。


そして、越路吹雪役の天海祐希
ほっそーい←こればっかり