水上のパッサカリア 海野 碧
妻と湖のそばの家で静かに暮らす主人公の勉。
この勉には何やらいろんな過去があるらしく、
それを隠して暮らしていると妻が交通事故で死んでしまう。
それにからんで、昔の仕事仲間がやってきて
また危ない仕事に足を突っ込んでしまうという。
著者の名前のイメージとは違って、
なんだか硬い印象の文体で。
えと、ハードボイルドだからなのかしら?
裏の社会のなんとも言えないドロドロ感というか
救いのなさみたいなものを感じつつ、
犬をめぐる人間の温もりがそれをちょっと救ってくれたというか。
でも、それもなんだかなあ…みたいな。
もごもご……
- 作者: 海野碧
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/03/20
- メディア: 単行本
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